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本記事では、オフショア開発の難しさというものを、外国人間のコミュニケーションギャップではなく、リモート環境下のプロジェクト推進という観点で見ていきたいと思います。リモート環境下でチーム間のエンゲージメントを高め、より心地よく働く方法はないかという試行錯誤や検討結果のご紹介です。 オフショア開発は難しい?オフショア開発は一般的に難しい、あるいは失敗しやすいとよく言われます。 このようなネガティブな見え方は、いわゆるオフショア開発が、日本国内のみで完結する受託開発と比べて難易度が高く、期待値よりも低い結果に終わってしまうことが多かったためと思われます。実際、オフショア開発の難易度が高いのは事実だと思います。 では、難易度が高いのはなぜでしょうか? すぐに想像されるのは、外国人間のコミュニケーションによって認識相違が起きることだと思います。ただ、私の経験上、難易度を上げている要因としては50%程度だと思います。残りの半分は、海をまたいだリモート環境下でプロジェクトを進めなくてはいけないという点だと考えています。 チームメンバー間の物理的な距離は心理的な距離にも影響するここで言う「チーム」というのは、委託側である日本側の顧客と、受託側であるベトナム側の開発者のことを指しています。双方とも、同じゴールに向かって同じプロジェクトを進めるので、一つのチームとして、志を一つにして働くのが理想だと考えています。 しかし、オフショア開発の特性上、日本とベトナムにチームが分かれ、チャットツールなどでコミュニケーションを取るケースがどうしても多くなります。この状態を本記事では「リモート環境下」と表現しています。 もちろん、日本かベトナムのどちらかのチームメンバーが、他方のオフィスにオンサイトで働くケースもありますが、今回はそのケースは除外しています。この方法が取れるのであれば、リモート環境による問題はほとんど解決できると言っても過言ではありません。 では、リモート環境下でのプロジェクト推進は、具体的にどのような問題が発生するのでしょうか?私の意見を列挙してみます。
弊社の過去のプロジェクトでも、恥ずかしながら上記のような状況に陥ったことは実際にありました。このような状況になっても、プロジェクトを進めること自体は可能です。ただ、情報格差が確実に起きるので、その格差を埋める作業は非常に大変でした。 リモート環境下でも「一つのチーム」として動く上記のような問題を極力防ぐには、チーム内のエンゲージメントを高め、「一つのチーム」として動ける環境を作ることが非常に重要だと認識するようになりました。 そこで我々は社内でアイデア出しを繰り返したり、周辺企業の方々からご協力を頂いてアイデアを頂き、具体的な施策をいくつか挙げることができました。 次の項に、すでに実施済みだったもの、その後実際に実施してみたもの、まだアイデアレベルのもの含めて列挙しますが、簡単にまとめると以下の2点に集約されると思います。
具体的に挙がった施策連絡手段の工夫
一体感の演出
「顔」が見える状況を作る
文化を伝える
私のおすすめは、「チャットツールで挨拶をするルールにする」ことです。簡単に始められます。また、挨拶をする習慣にすることで、「ちょっと聞きたいことを聞く」といったコミュニケーションのハードルも下がる実感があります。 オフショア開発に慣れることの副次的な効果これらの施策は、オフショア開発におけるチーム間のエンゲージメントを高める手段として書いてきましたが、オフショア開発に限らず、リモートワークのある環境に対して有効だと思います。つまり、オフショア開発に慣れることは、リモートワークに慣れることに他ならず、その結果、以下のような効果ももたらされると考えています。
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4/22/2019