ベトナムのオフショア開発：ラボ型開発・受託型開発

ラボ型と受託型何が違うか？

ラボ型開発
期間で契約しますので、何回も見積もって稟議申請して契約して・・・ということを繰り返す必要がありません。また、途中でやることが変わっても問題ありません。ただし、やることが無くなったりしてエンジニアの手が空いたりすると、その分のコストが無駄になるというリスクはあります。
スタートアップやプロトタイプの開発、環境の変化が大きい業界で必要なソフトウェア開発のように、考えながら作るタイプのプロジェクトに最適です。
受託型開発
プロジェクトごとに契約しますので、無駄なリソースに費用が発生することがありません。ただし、大きくやることが変わったり、開発中に大きな技術的課題が見つかって工数が大幅に膨れそうな場合は、対応できない場合がございます（別途契約が必要になるケースがございます）。
開発すべきアプリケーションの仕様が最初からほぼ固まっている場合や、ローンチ後に追加開発をあまり見込んでいない場合に有効です。

プロジェクトで必要な役割

プロダクトオーナー
プロダクトの仕様の最終意思決定者です。
お客様に担当していただきます。
ブリッジ
プロダクトオーナーと、プロジェクトリーダーや開発チームが異なる言語でコミュニケーションを取る必要がある場合、ブリッジが双方の言語を駆使してプロダクトオーナーの要件をうまく開発チームに伝え、開発チームの状況をプロダクトオーナーに正確に伝えます。英語でのコミュニケーションが可能な場合は、このポジションは不要です。
弊社の社員が担当します。もしお客様側でブリッジを担当したい場合は、ベトナムのオフィスにいらして、開発チームと同じオフィスでプロジェクトを進めることを強く推奨します。
プロジェクトリーダー
開発チームの進捗や課題を管理します。また、プロジェクトの品質の責任者です。技術的な意思決定も行います。
弊社の社員が担当します。もしお客様側でプロジェクトリーダーを担当したい場合は、ベトナムのオフィスにいらして、開発チームと同じオフィスでプロジェクトを進めることを強く推奨します。
開発チーム
実際のプログラミングやテストを行います。
弊社の社員が担当します。

要件定義・基本設計

お客様から要件定義書や、必要に応じて基本設計書を出して頂き、ブリッジを介してお客様のご要望を正確に把握します。非常に重要なフェーズで、必要な機能だけでなく、「それを作ることで社会にどれだけいいことがあるのか」まで伝えていただけると、より良いプロジェクトになります。

開発・テスト

弊社側でお客様の要件に応じたプログラムを作成し、正しく動作しているかテストします。モジュールごとになるべく細かくお客様が確認できる状況を作り、要望が正確に把握されているか、使いやすいものができているかを早期にフィードバックできる体制を作ります。

受け入れテスト・納品

全てのモジュールのプログラムが作成・テストされた段階でお客様に引き渡し、受け入れテストをしていただきます。これは最終チェックに相当します。もし認識相違やバグが発見された場合は開発チーム側で修正します。全ての修正が完了できた段階で納品になります。

価格

ミニラボとは？

ミニラボは、ラボ型開発と受託型開発のいいとこ取りをしたプランになります。
  • 短期のプロジェクト（ただし、工期が検収を含めて2ヶ月以上になるもの）にも適応可能です。
  • 人月単価はラボ型開発のものをご利用頂けます。
  • 瑕疵担保期間も受託型開発と同様ございます。
  • ただし、お支払は毎月になります。

このようなお客様に最適です。
  • アプリケーション開発できるだけ価格を低くおさえたい。
  • ラボを試してみたいけど、長期の継続プロジェクトの予定はない。
  • 新規事業をスモールスタートで初めたいので、機能開発、マーケティング活動のサイクルを繰り返す必要があり、開発自体が定常的に発生するわけではない。
ラボ型開発でチームを作る

ベトナム進出支援コンサルティングサービス

IT企業にとってなぜ今ベトナムか？

ベトナムは今ソフトウェア開発の分野で非常に注目されています。
  • 2020年までに技術立国を目指すベトナムは、国策としてIT技術者を積極的に養成している。
  • エンジニア単価が日本と比較して安い。
  • 真面目で勤勉な国民性。
  • 高い親日度。
  • 社会主義国ならではの治安の良さ。
  • 日本文化との親和性の高さ（仏教国、米食、礼儀や上下関係を重んじる、飲みニケーション、など）。
こういった理由が考えられます。
チャイナリスクも相まって、近年急激に日系のIT企業がベトナムに進出しています。

ベトナム進出の際の課題

上記にベトナム進出のメリットを列挙させて頂きました。
しかしながら、当然良いことばかりではなく、進出したもののうまくいかずに撤退していく企業も跡を絶ちません。
  • なかなか上がらないソフトウェアの品質。
  • なかなか守られない期日。遅れているにもかかわらず残業してくれない。
  • 現地社員がよくわからない理由で休む、遅刻する。
  • 現地社員がすぐに辞めてしまう。定着しないので長期的な教育施策をうてない。
  • 言い訳ばかりをして自分自身の改善点を見出そうとしない。結果、同じ失敗を何回も繰り返す。
  • 駐在員がベトナムの環境に馴染めない。
  • 役所への賄賂の支払い、社員が業者からバックマージンを受け取るなど、グレーなお金の流れ。
  • 契約書に明記されている内容を平気で破られる。
上記のような課題はどの日系企業（IT企業だけでなく）でも抱えているのではないでしょうか。しかし上記のような表面的な課題は、ベトナムの労働観を理解しない日本企業側に問題があることもあります。特に、ベトナムに赴任したばかりの日本人駐在員は、そのような価値観や背景を最初から理解するのはかなり困難でしょう。

本サービスは、事実や経験に基づき、これらのような課題を極力未然に防ぎ、課題が浮き彫りになっても着実に解決していくことで、ベトナム進出を成功させるべく、全力でサポートさせていただきます。

また、役所への手続きや、オフィス物件選定、人材採用、プロジェクトマネジメントプロセス構築、開発基盤構築なども提供させていただきます。これにより法人立ち上げをスムーズに進めることが可能になります。

ベトナム進出支援コンサルティングサービスの価格

下記は参考価格になります。ご依頼の業務内容に応じて価格が変動することがございますので、まずはお見積りをご依頼ください。
​また、業務によっては業者への支払い等、別途料金がかかることがございます。
現地法人設立支援
法人登記申請手続き
価格：$1500

現地社員採用支援
メディア掲載、大学との連携支援、採用から入社までの制度設計、面接等をサポートいたします。
※メディア掲載、人材紹介会社へのフィー等は別途かかります。
※採用人数をコミットすることはできかねます。
価格：$1000 / 月

ベトナム進出支援総合コンサル
設立前から設立後まで現地法人の運営が軌道に乗り、成功するまでトータルサポートいたします。
※現地法人（あるいは駐在所）代表の方は御社より出して頂く必要がございます。
価格：$30 / 時間
​